9/2佐渡トライアスロン一人旅
ロングディスタンスは日本では沖縄、長崎、島根とココの4つしかないという事で人気の佐渡トライアスロン。
エントリーが4月なもので、スキーシーズンの真最中で忘れてしまってばかりで中々参加できなかったのですが、3年目にしてやっと走る事ができました。
新潟港に車を置いて、テント背負って自転車でフェリーに乗って一人旅。いつぶりだろう、こういう旅。
このところの残暑でキャンプ場をキャンセルして宿にした参加者が多かったらしくガラガラ。でもカヤライズなら熱帯夜でも快適です。
翌朝。6時スタートなので3時半起きでストレッチと朝御飯。夜明け前から大会準備も始まっています。気ままな一人旅ではない雰囲気になってきました。
スイムはこの湾を3.8km。
ロング参加者740人が一斉にスタートするとグチャグチャです。おまけに、途中けっこう激しいクラゲが胸元からウエットスーツに潜り込んできて息が詰まって溺れそうになり、
1時間42分、628位で上陸。かなり後ろですが、クラゲのタイムロスではなく、気持ちいいマイペースの泳ぎ方しかしらないのです。なので空いたポジションで泳ぎを満喫できればOK。
ショートディスタンスはトランジットが勝負処で大慌てなのに比べて、ロングは全然違います。シャワーを浴びて、着替えて、トイレに行って、写真を撮ったり、回りの人と話しながらオニギリ食べたり、15分もかかりました。
これからの長丁場に備えて靴下はスマートウールのトウソック。5本指は履くのが面倒臭くて普段は使わないけど、こういう時こそは絶対コレだと思います。
バイクは190km、トランジットを除いて正味7時間半。
走りっぱなしとはいえ、約15kmごとにエイドで頭から水を浴びて、氷水のスポンジをもらって冷やしながら走る事ができて、32℃の炎天下で汗まみれになる事もなく爽やかです。
沿道の民家からも至る所で水をかけてもらって、「ありがとー」と叫びながら走ります。
それから通過する全ての集落でビールと焼酎を囲んで宴会が始まっていて、鈴や太鼓や一斗缶を鳴らして島民の皆さんから激励を受けながらの佐渡ヶ島一周。
擦れ違う車も追い越す車も徐行で窓から「がんばれー」と手を振ってくれます。
前方が一番の難所と言われるZ坂。昨年完走済みの杜氏が、この登りに負けないように仕込んでくれた特訓は…
10日前の戸隠高原。信越五高原ロングライドのルートを白馬戸隠往復も自走で190km登り4070m。だいぶん杜氏を待たせて手加減してもらって12時間半。これは強烈にキツカッタ。
おかげで佐渡ヶ島の一周は緩いアップダウンが続くとはいえ疲れる区間もなく。
ひたすら海を見ながら、途中でもう一回スイムを挟んでほしいなあと思いながら。
朝一に泳いだ佐和田湾に戻ってきました。もうすぐだ、でもまだマラソン大会が待っている…
バイクでは96挽回して532番で42.195kmの夕焼けマラソンに出発。
さすがにカメラを持って走る余裕はなかったので、突然ゴール。
自転車の疲れがほとんどなく、自分でも驚くほど普通に走れて3時間58分で302人抜きの結果249位に。最高に気持ちのいい走りができて久々のローリング・ナイスです!
調子はいいけど最後に絶対ガツンとやられるぞ、と思って抑えて抑えて走ったのですが、マラソンは普通30kmくらいからダメージがくるはずなのに、この長丁場だと逆に「あと1時間で終わりか」と思うと余計元気になってしまいました。
しばらくして、この大盛り上がりはマッチのゴール。番組ではなく個人参戦だけど、大騒ぎで揉みくちゃです。マッチも4年くらいトライアスロンやってて自分より3つ年上なので励みにさせてもらってきました。
少し戻って応援に。
夜道を走ってきてラスト1kmで明るいアーケードに入ると島の人や走り終えた人から、「お帰りなさーい」という声援を受けて泣けるところ。シャボン玉が飛んで大勢の皆さんのハイタッチでウルウルしながら最後のグランドに入っていきます。
9時半にカウントダウンと花火。最終ランナーは70歳、感動の嵐です。きっと今日走ったみんなの目標だと思います。
翌日はフェリーまで時間がたくさんあったので、マラソンで走った道をもう一度味わいながら自転車で港に向かいました。ラスト5kmの田んぼの中の夜道に島民手作りの行燈が灯されて、ここも感激したところ。
こんな工作や張り紙など色々準備してくれたであろう小中学生の皆さん、3000人のボランティアの皆さん、沿道で声援を送ってくれた島の皆さん、こんなに大きな大会なのに手作りでローカル色いっぱいのお祭りのような一日をありがとうございました。
港まで3時間くらいかけてノンビリと。ノーヘルにサンダルもまたサイクリングの醍醐味でした。
感謝感激の佐渡ヶ島。一度は出ておきたいと思って参加したけれど、きっとリピーターになると思います。こんな楽しい事は今度は絶対誰かを誘って戻ってこよう。
ma
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コメント
完走お疲れ様でした! RUNで4時間を切るのはサスガ!次は何にチャレンジするんですかね?トランスジャパンぐらいしか思い浮かびませんが。。。。
投稿: 田仲 | 2012/09/07 09:17
TJARは体力的にも精神的にも凄過ぎで娯楽派が手を出せる領域ではなさそうな感じがするんですけど。1週間ひたすら波乗りならやりたいなあ。せめて素潜りか川かプールか、近所で走った後の庭の水道でもいいから、夏は毎日水浴びして後先考えずに陽気に過ごしたいですねえ。
投稿: 楽P | 2012/09/07 22:35
まさにトライアスロン・トリップですね。
さて、来年はどうしましょうか?
投稿: 新米杜氏 | 2012/09/10 08:38
事前練習の峠三昧でお陰さまで自転車が楽しくなってきました。次回はタイムを上げていくには平地を高回転でシャカシャカ回す練習が必要だそうで・・・それは趣味じゃないんですけど、やれば楽しくなるかなあ。またご指導願います。
投稿: 楽P | 2012/09/10 13:20
毎度!!
お盆は忙しい時にお邪魔して申し訳なかったけど、楽しませてもらいました。 ありがとう。
佐渡島のトライアスロンどうなったかなと思い、覗かせてもらうと・・・・ もう既にアップされてるじゃないの。
楽しく見せてもらいました。相変わらず恐ろしい事をやってるな~ ケガせんように楽しんで下さい。
そろそろシーズンに入りますが、仕事も趣味も頑張って下さい。 体、壊さんようにね。
投稿: 矢内 | 2012/09/11 18:14
まいど。
トライアスロンはかなり安全と思うけど、まあ打ち上げで飲み過ぎて顔からこけたりする事もあるかもしれないんで、あそこの飲み屋の大将には気を付けたいと思います。パチンコの隣の茅葺の。もうすぐ行くでー
投稿: 楽P | 2012/09/11 20:49